6まちのみどり・環境を考える
景観計画・環境計画
我が国の景観行政は、2005(H17)年の景観法制定が大きな転換点とされていますが、首都研ではそれ以前より、各地方自治体の景観条例・ガイドライン等の策定を支援してきました。
一方、環境関連についても、環境基本法が制定される1993(H5)年ころより、環境基本計画や環境保全関連条例の策定・制定に携わってきました。
どちらについても、各自治体の実情を踏まえた開発と保全の適切なバランスを見据えつつ、持続可能な市街地の形成を目指します。
- 景観形成/環境に関する現状及び課題整理(上位/関連計画、景観特性/自然環境特性、課題分析等)
- 施策や事業の実績・進捗状況等の整理
- 市民意向把握(アンケート/ヒアリング等)
- 計画検討支援(全体方針、分野別計画、実施計画)
- 策定委員会の支援(資料作成、委員会議事録作成)
- 計画の周知支援(説明会、オープンハウス等)
- 計画書冊子の作成支援(製本デザイン含む)
発注者:東京都府中市 期間:2020(R2)年度 ~ 2022(R4)年度
府中市では、2008(H20)年に景観計画が策定され、以降、景観形成の取組みが進められてきました。その後、計画策定から約10年が経過し、景観をめぐる新たな課題や社会の変化に対応する必要が出てきたため、2022(R4)年に景観計画の改定が行われました。
首都研では、府中市の景観形成の取組み状況や先行事例等を踏まえながら、景観形成に関わる5つの目標と30の施策を新たに設定する等、大幅な見直しを行いました。また、商業施設等における改定案の要点等を紹介するパネル展示により、意見募集を行うとともに、市民の景観に対する意識向上を図りました。
その他、景観計画の改定に伴い、景観計画の具体的な取組み指針を示した景観ガイドラインの見直しを支援しました。見直し後は、新たに色彩編、屋外広告物編、住宅地開発編、建築物編の4編として整理されました。
【参考URL】
https://www.city.fuchu.tokyo.jp/gyosei/kekaku/kekaku/tosikiban/kekankekaku/keikankeikaku.html
https://www.city.fuchu.tokyo.jp/gyosei/kekaku/kekaku/tosikiban/kekangaido/index.html
- 東京都港区景観マスタープラン素案作成
- 東京都世田谷区環境基本計画策定、都市デザインモニター活動支援、エコビレッジ・プロジェクト基本計画策定、みどりとみずの行動計画策定
- 東京都府中市けやき並木周辺調査及び整備計画策定
- 埼玉県宮代町環境基本計画策定