4まち・地域をもっと元気にする
中山間部・集落地区のまちづくり
首都研では、既成市街地におけるまちづくりのノウハウを生かして、中山間部・集落地区のまちづくり支援も行っています。
これらの地区は、農林業、食、生態系、歴史、文化といった豊かな地域資源に恵まれている一方、少子高齢化による地域産業の担い手不足、耕作放棄地の増加、斜面地による土地利用上の制限などの課題を抱えています。これを踏まえ、その地区の魅力・個性を生かしながら将来像を提案していきます。
- 地域資源に関する現況調査(現地調査、資源マップの作成)
- 市民・来街者・関連施設の運営主体・関係団体等への意向把握(アンケート/ヒアリング等)
- 土地利用のあり方/魅力づくりの検討
- パンフレット・広報誌等の作成支援
発注者:神奈川県秦野市 期間:2019(R1)~2020(R2)年度
秦野市北部に位置する「表丹沢」エリアは、盆地特有の湧水群や歴史文化遺産など豊かな地域資源に恵まれ、近年はヒルクライムや森林セラピーといった多様な山岳・里山アクティビティの拠点としても注目を集めています。
秦野市では、新東名高速道路全線開通を見据え、表丹沢の多様な資源を磨き・つなぎ・体験機会を広げていくため、2020(令和2)年9月に「表丹沢魅力づくり構想」を策定しました。
本業務では、構想策定にあたり、市民・来訪者アンケートや市内活動団体へのヒアリングを通じて表丹沢の現況やニーズを丁寧に把握し、構想の取りまとめを支援しました。さらに、構想内容を市民や来訪者に分かりやすく伝えるため、ペルソナストーリーの作成、図やイラストマップを活用したコンセプトブックの制作支援、広報誌への展開など、情報発信面での工夫も行いました。
【参考URL】
https://www.city.hadano.kanagawa.jp/www/contents/1596707788751/index.html
発注者:新潟県長岡市 期間:2005(H17)年度 ~ 2007(H19)年度 + 2009(H21)年度
2004(H16)年に発生した新潟県中越地震で甚大な被害を受けた6集落の中の一つである楢木集落にて、首都研では、集落懇談会や集落住民へのヒアリングを実施し、集落の再生・復興のための基本構想と事業手法やスケジュール等を整理した事業計画の作成を支援しました。
また、事業実施に向け、移転先である旧池谷小跡地にて、原寸大規模によるワークショップや集落懇談会で住宅等の配置計画を検討するとともに、造成等工事との調整のため、集落懇談会や市、測量・工事関係者等との協議を支援しました。
新集落への移転後は、楢木集落若手の会(若衆会)での検討協議を踏まえて、「楢木集落 新しい暮らしづくり計画」(楢木集落復興プラン)を策定し、2007(H19)年12月に帰村した「天空の郷」(楢木集落の集団移転先である旧池谷小跡地)を生活の基地としてスタートする新しい暮らしをどう築きあげていくかについての基本的な構想をまとめました。
- 神奈川県秦野市羽根森林資源活用拠点(仮称)土地利用計画検討