4まち・地域をもっと元気にする
エリアマネジメント
近年は、国内各都市において、質の高い都市空間の形成に向け、当該エリアで経済活動を行う民間が協力しあい、道路・公園等を維持管理する自治体等と連携する仕組みが求められてきています。さらに制度面においても、都市再生特別措置法の改正をはじめ、公共空間における民間の収益活動を積極的に認めて、まちの活性化や管理の高質化を後押しする流れが生まれています。
首都研では、駅周辺等における公共空間の魅力的な利活用に向けた各種検討支援に取り組んでいます。
- 公共空間の利活用における現況・課題整理の支援
- エリアマネジメントを見据えた地域の担い手づくりの支援(地域団体の立上げ支援、地域団体による協議会などの運営支援、まちづくり構想(未来ビジョン等)の作成支援)
- ビジョンに基づく計画検討・事業検討(都市再生整備計画、都市再生整備事業等)
- 実証実験の企画支援(実証実験の企画、市民との検討ワークショップ、実施後の効果検証支援)
- 道路等公共空間での恒常的な利活用に向けた検討支援(道路占用許可の特例等、公共空間の利活用に向けた制度活用の検討、及び各種手続き支援)
- 警察、消防、保健所等関係機関との協議支援
- 周知活動の支援(フライヤー/ポスター制作、SNS活用)
発注者:東京都豊島区 期間:2014(H26)年度 ~ 2017(H29)年度
池袋駅東口一帯では、2015(H27)年5月の豊島区役所新庁舎の開庁に伴い「現庁舎周辺まちづくりビジョン」(豊島区)が2014(H26)年3月に策定されました。
首都研では、2014(H26)年度より、当ビジョンを踏まえ、池袋駅東口グリーン大通りでのオープンカフェ社会実験(計3回)の企画を支援しました。また、グリーン大通りにおけるエリアマネジメントとしてのオープンカフェやマルシェ等の恒常的な実施に向け、国家戦略特区区域計画の認定の支援等を行うとともに、エリアマネジメント協議会の設立支援や持続性のある事業の検討を支援しました。
発注者:東京都町田市 期間:2016(H28)年度
町田駅前周辺エリアでは、町田市中心市街地まちづくり計画(2016(H28)年7月策定)などに基づき、中心市街地の回遊性向上に取り組んでいます。
首都研では、町田駅周辺エリアの回遊性向上に向けた実証実験(通称、ちびヒロ)の企画、実施、効果検証の各種支援を行い、町田市中心市街地活性化協議会を中心とした関係団体等とのワークショップの開催支援を行いました。その他、町田駅周辺エリアにおける壁面後退部分や公道の恒常的な利活用に向けた制度検討などを支援しました。
- 東京都渋谷区渋谷駅前でのエリア防災検討
- 東京都葛飾区新小岩駅周辺エリアのエリマネ検討
- 東京都調布市調布駅前広場の利活用に関する検討
- 神奈川県大和市大和駅周辺地区まちなか再生エリアプラットフォーム構築支援